早期教育、幼児教育に20年以上携わってきて気づいたことがあります。
子どもが幼くて幼児教育真っ最中の時は、目先の成果に気を取られがちになることが多いです。
でも子どもを育て上げて振り返ると、何が大事なことだったか気づくことになります。
一緒に幼児教育を実践してきたママ達もこれに関して同意見が沢山聞かれます。
その根幹となる大切なことをこれから幼児教育をスタート、あるいは実践中のママ達にお伝えしたいと思います。
幼児教育、早期教育で大切なこと
1.「学ぶことの楽しさ」を経験させること
2.「心の豊かな子」に育てること。
以前ブログで上記の2つが大切だと私は感じていると書かせていただきましたが、今回はこの1.「学ぶことの楽しさ」を経験させることについてくわしく説明しますね。
「学ぶことの楽しさ」を知ること
以前、花まる学習会の高濱先生のお話を伺たことがあります。かなり前で内容もうろ覚えのため、詳細は違うかもしれませんが大筋こんな内容でした。
高濱先生は数学オリンピックの問題を作成したりされているメンバーのお一人で、ある時、その算数か数学オリンピック用の問題を練習する勉強会(多分算数、数学オリンピックに参加するお子さんのための事前勉強会?かなにかで)で子どもたちに問題をさせたそうです。
そして時間になったので解説しようとしたら
「もう少し待って~」
「まだ、解説しないでください!」
このような声が会場から沢山上がったそうです。
何故だと思いますか?
「自分で最後まで解きたいから!」
答えを教えてほしいんじゃなくて、解きたいんですよね。
「自力で」
算数、数学オリンピックに出場するようなお子さんは、すでに算数数学でかなり上のレベルの子が揃っています。
その子たちがもし、そのレベルになるまで早期幼児教育から詰込み、強制勉強で算数を無理やり勉強されられてここまでのレベルになったのだとしたら、勉強が苦痛になりかねないと思います。
強制されて勉強して、学ぶことが好きじゃない子は、少なくとも問題を解くことを
「楽しい」とか
「自分で最後までやりたい!」とか思わないんじゃないかなと。
私はこの「自分で最後まで解きたがる優秀なお子さんたち」のお話を聞いてとても納得しました。
一緒に幼児教育をしてきたサークルメンバーお子さんたちや幼児教育を受けてきた沢山の優秀なお子さんを見てきて、共通していたことが確信に変わりました。
それは
「頭のいい子は難問を解くことが苦痛ではなく。。。」
「楽しいんだ!」
と。
まるでゲーム好きな子が、ゲームで次々に強い相手を倒してステージを上げて難しいレベルを楽しむように、算数の好きな子は、自力で問題を解けた達成感が忘れられず、次々レベルの高い相手(問題)を自力で倒すことが楽しいんだと。
少なくとも子のお子さんたちの話から、親の監視のもと強制的に毎日算数を「やらされてる感」を私は感じませんでした。
学ぶことが好きな子にするには?
じゃあ、こうした「問題を解くのが楽しい!」という子にどうやって育てたらいいの?!
勿論、昨日今日算数が好きになったわけじゃないですよね。
もっと前から、、、
いつ?
どうやって?
ここで話を小さい子まで元に戻しますね。
つまり私が言いたいのは、早期教育、幼児教育で大切なのは、「強制的に無理やり勉強させるのではなく、勉強、学ぶことの楽しさ」を小さいうちから沢山体験させてあげることなんじゃないかと思います。
ちょっとした「出来ること」をどんどん増やしてあげる。
そして
「昨日できなかったのに、今日できたこと」
「ほんの僅かな成長を」
いつも近くで認めて励まして、
更に上の問題にチャレンジできるようにする。
そして「失敗しても全然大丈夫なんだよ~」という雰囲気で。
安心してあれこれ試行錯誤できるようそばに寄り添って温かく見守ることじゃないかと。
そのために小さい時からパズルで「できた、できた!」積み木で「自分で積めたね!」など沢山遊びながら階段よりゆるやかな坂道をゆっくり上がっていくように能力を高めていく。
自力でできることを増やしてあげて
「私にも何でもできる!」
「僕はこれが得意!」という自己肯定感を、遊びを通して絶え間なく感じさせてあげる。
それが
学ぶこと=楽しい
になると。
知育教材で遊んで伸びていくお子さんたちを見ていて共通しているところはここだと私は思います。
難問に立ち向かえる子にするには
この「知ること、学ぶことが好き」な子に育ててあげると、その先、小、中、高校生になって難問に向かい合ったとき、一つの解法を試してダメならほかの解き方でチャレンジできるようになると思います。
「なんで解けないんだ」「こっちでやったらどうかな」とあれこれ試す。
親から「勉強しないなら携帯没収!」と脅されたからでも何でもないはず。
嫌いなことを長時間試行錯誤するのは大人だって嫌ですよね。
その根底にあるのは
「この問題を解きたい!」という思い。
こうして「粘り強くあきらめずに問題に向き合う」ことが難問を解くために必要な要素ではと思います。(そのための攻略に必要な武器(基礎計算力、必要な公式などは勿論必要ですが)。
赤ちゃん、幼児期は「ママに楽しく遊んでもらっている」と感じる「ただのお遊び」が、実はのちに学習として小学校入学後から始まる学習の基礎につながるような楽しい知育遊びが沢山あります。
それらを「正しいやり方」で「楽しく利用」する。
それで「知ること、学ぶことが好きな子」に育てる芽を少~しずつ育ててあげればいいのではと思います。ちょっとだけ肩の力を抜いて、お子さんと一緒に楽しみながら無限の可能性を伸ばしていあげてください。
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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