「1日で覚える」、「簡単に記憶する」などすぐできるチャレンジして「全然覚えられなかった」「少し覚えてもすぐ忘れた」といった声を聞くのが都道府県の覚え方。それもそのはず!
記憶のメカニズムから考えても、1日で覚えたり、簡単に覚えたものは逆に遠回りになったり忘れるも早い。実際有名中学受験塾はもちろん、ほとんどの塾では1日で覚えさせたり、簡単に暗記させるところは皆無。塾テキストをチェックすると分かりますが、かなりの時間をかけて繰り返し教えていますよね。
実は受験やテストで確実に得点するための、都道府県の覚え方は「覚えやすく」「忘れにくい」ことが重要! 受験を目指す人から小学校のテストで満点を取りたい人、幼児から遊んで覚えてくれたらなっていうママパパも必見!明日のテストに困ったときの「緊急事態の付け焼刃暗記」から、「テストや受験で使えない、避けるべき覚え方」や「確実に覚えるため順を追った都道府県の覚え方」まで分かりやすくご紹介します。
都道府県の覚え方は1日で簡単に暗記すると定着しづらい
具体的な方法の前に、なぜ1日や即効暗記が都道府県の覚え方として失敗しやすいのかをズバリ! 「エビングハウスの忘却曲線」ってご存じですか。1日で覚えたものは翌日には8割以上忘れてしまう、「記憶は反復すること」で強化されるというもの。こうした科学的な記憶のメカニズムからも1日、2日で暗記する都道府県の覚え方はテスト当日に思い出せない危険が高く避けるべき。
テスト当日に「あー見たことあるけどこれなんだっけ?!」と思い出せなくて失点は避けたいですよね。早速緊急事態編から順にご紹介します((笑)
都道府県の覚え方で明日のテストをなんとかしたい緊急事態の場合
本当は都道府県を一日で覚えるとすぐ忘れてもったいなさすぎ。リスキーでお勧めしないよ~((笑)
そうは言っても「明日までに都道府県の形と漢字名称を覚えなきゃ!テストあるから!」(T_T)って緊急事態の場合はどうしたら効率的か…
時間がない場合は下手にカラフルな絵本や動画や歌じゃなく、「県の形と県名を交互に見る単語カード」で覚えるのが早い!
嫌でも楽しくなくても、余計なものを使うと一夜漬けでは混乱します。この状況に陥ってる人は多分小5くらいだと思うので、もうあきらめてシンプルに暗記!((笑)(すぐ忘れるので本当にあくまで短期記憶の付け焼刃デス)
理由はカンタン!覚える工程が1手間増えるから!
イラストやロゴを使った都道府県の覚え方とダイレクトな覚え方は工程は以下の通り。
A. 1.イラスト覚える→2.都道府県の形暗記→3.都道府名暗記
B. 1.ゴロ覚える→2.都道府県の形暗記→3.都道府県名暗記
C. 1.都道府県の形暗記→2・都道府県名暗記
イラストやロゴを使ったAとBは3工程、ダイレクトに覚えたCは2工程!
つまり、テスト前日など無駄に工程数を増やすのはNG!付け焼刃での都道府県の覚え方は時短が重要!
都道府県の覚え方で一夜漬けに効果的なのは、ズバリ、「やることを最小限にして、回転数上げる」
短期暗記にゴロとか使わないように。ゴロを忘れてパニックになる子います!((笑)
繰り返しますが、長期記憶に効率の良い都道府県の覚え方は全く逆で、記憶を引っ張り出すアイテムである詳細な形状の都道府県イラストや歌があるほうが圧倒的に効果的!
都道府県の覚え方にラフなイラスト使用をおすすめしない理由
都道府県の形をラフなゆるいイラストで描かれたものでは形を覚えきれません。原因は「形状のあいまいさ」。なんとなくのゆるい形ではテストや受験で正確な都道府県の形を記憶に残せないからです。
コチラをご覧ください。
ラフな都道府県のイラストというのは上段のこんなカンジの絵。都道府県絵本で見たことがあるのでは。こういうゆるい線のイラストだと、正確な都道府県の形を覚えられず、記憶あいまいになります。
また、テストで出題される都道府県の形は下記の黒いイラストくらい小さく載ってることが多い。こんな感じで似た形の都道府県があるとき、上のイラストみたいにゆるい形のイラストで覚えると都道府県の形状暗記がインプットが甘くなるのがお分かりになりますか。
暗記だけじゃなく、さらに重要な「思い出す」ときもケアレスミスしやすい状況に。
これを防ぐために、イラストを使った都道府県の覚え方では詳細な形状の都道府県のイラストが必要「イラストが大きく」「インパクトがあり」「正確な都道府県の形状」が必須!そんな絵本は今まで見たことがないと思いますが実はあるんです。
幼児から小学校高学年まで、圧倒的に覚えやすく忘れにくい前代未聞の都道府県絵本はこちら。
都道府県の覚え方で「初めから多くを関連付ける」暗記は逆効果
都道府県のDVDや動画、本で一番覚えられない原因は「大量の情報を一度に与える」から。
都道府県関連の知育絵本、動画などは都道府県の形に、県庁所在地、特産物から気候、風土の特徴までてんこ盛りになってるものがほとんど。
関連付けて覚えさせようとあれもこれも一度に情報を与えると、結局どれも中途半端覚えるのが非効率。
効率のよい都道府県の覚え方は順番と細分化しての暗記が大事。
1.都道府県の形と読み方
2.都道府県の形と漢字名称のマッチング
3.都道府県と県庁所在地
この3つを完璧に暗記してから特産物、川や山脈、盆地といった地形の特徴など上乗せしていくと子供は面白いほど覚えます。^^
基礎がゆるぎなく、受験の得点源として社会に有利になります。そこで具体的な教材選びが重要!
*都道府県の覚え方で県庁所在地の効率的な暗記法
学校などは北海道から47都道府県と県庁所在地を順番に教えるところがほとんどですが、これは非効率!
なぜなら、県名と県庁所在地名が違うのは19個だけ。つまりこれを覚えちゃえばいいだけ!(北海道―札幌市など19か所だけ都道府県名と県庁所在地名が違う。ほかは青森県―青森市など同じ)19個だけ覚えてあとは県名と同じ名称をきさいすればいいだけ!
都道府県名も県庁所在地名もテストでは「漢字指定」。
いくら形や場所がわかってもこうなります。
×しが県―おおつ市
〇滋賀県―大津市
つまり、県庁所在地も都道府県名同様、初めから漢字でインプットするのがおすすめ。簡単にインプットするのは効率的な教材を使った方暗記が早く、忘れにくくなり、テストや受験に有効です。
都道府県、県庁所在地だけじゃない、国語の漢字学習やほかの分野まで興味を持たせるきっかけが作れる教材はこちら。
この度も最後まで読んでいただきありがとうございました。